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※ネタバレあり『ファイナルファンタジー7 ザ ファーストソルジャー』(FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER)徹底解説|グレンと若きセフィロスの過去、アンジールとの出会い、マサムネの秘密からリメイク三部作につながる重要ストーリー

『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』(ファイナルファンタジー7 ザ ファーストソルジャー)は、『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』の中で展開されている、『FINAL FANTASY VII』本編よりも過去の時代を描いた物語です。

若き日のセフィロスがどのようにして神羅カンパニーの英雄となったのか、グレン・ロズブロークたちとどのような関係を築いたのか、そして後にセフィロスの象徴となる長刀「マサムネ」をどのように手に入れたのかが描かれています。

『FINAL FANTASY VII REBIRTH』では、グレンやウータイに関する要素が物語の重要な部分に登場しました。しかし、『FFVII エバークライシス』をプレイしていない場合、グレンが何者なのか、なぜセフィロスと関係があるのか、理解しにくかった人もいるのではないでしょうか。

本記事では、『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』の物語を、エピソード1とエピソード2に分けて解説します。

物語の核心に触れるため、『FFVII エバークライシス』『FFVII リバース』『クライシス コア』のネタバレを含みます。

『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』とは

『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』は、『FFVII エバークライシス』に収録されているオリジナルストーリーです。

『FFVII エバークライシス』には、1997年に発売された原作『FINAL FANTASY VII』や、ザックスを主人公とする『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』などの物語が章立てで収録されています。

その中でも「ザ ファーストソルジャー編」は、過去作品を再構成したものではなく、これまで詳しく描かれてこなかった若き日のセフィロスや初期のソルジャーたちを扱った物語です。

なお、同じタイトルを持つバトルロイヤルゲーム『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』も存在しましたが、『FFVII エバークライシス』に収録されているのは、バトルロイヤルゲームそのものではなく、その名称と世界設定を受け継いだストーリーです。

物語は大きく二つのエピソードに分かれています。

エピソード1では、グレン、マット、ルティアの3人と、少年時代のセフィロスがラディオル群島で経験した任務が描かれます。

エピソード2では、セフィロスと少年時代のアンジールがウータイの禁足地へ向かい、マサムネにまつわる真実へ近づいていきます。

ソルジャー・クラスP0とグレンたちの任務

物語の中心となるグレン・ロズブローク、マット・ウィンザード、ルティア・リンは、神羅カンパニーが運用していた初期のソルジャー部隊「ソルジャー・クラスP0」に所属しています。

グレンは豪快で行動力があり、危険な状況でも仲間を引っ張っていく人物です。一方で、神羅の命令に無条件で従うのではなく、自分の目で状況を見て判断しようとする人間らしさを持っています。

マットは「ハカセ」と呼ばれるほど高い記憶力と判断力を持ち、作戦の分析や仲間の支援を担当します。

ルティアは冷静な狙撃手で、感情的になりやすいグレンを抑える役割も担っています。

3人は神羅の新たな魔晄炉建設計画に関わる調査のため、ラディオル群島へ派遣されます。しかし、現地では神羅に抵抗するラディオルの人々との戦いが待っていました。

神羅側の説明だけを聞けば、ラディオルの人々は任務を妨害する敵です。

ところが、グレンたちが現地で見たのは、神羅によって土地や文化を奪われようとしている人々の姿でした。

ここからグレンたちは、神羅の兵士として命令に従うのか、それとも目の前の人々を守るのかという選択を迫られていきます。

ラディオルの少年ローゼンとの出会い

グレンたちはラディオル群島で、現地に暮らす少年ローゼンと出会います。

ローゼンは、神羅にとっては敵対勢力に属する人物です。しかし、グレンたちと行動を共にするうちに、単純な敵ではないことが分かっていきます。

ローゼンとの交流を通じて、グレンたちはラディオルの人々の生活や価値観を知ります。そして、神羅が掲げる「世界の発展」という言葉の裏側で、現地の住民が大きな犠牲を強いられている事実に気づきます。

神羅は魔晄エネルギーによって人々の生活を豊かにしてきた企業です。

しかし、神羅が魔晄炉を建設するためには、土地を支配し、そこに住む人々の文化や信仰を排除する必要があります。

ローゼンは、こうした神羅の拡大によって故郷を失おうとしている人々を象徴する存在です。

グレンたちがローゼンに心を寄せるようになったことは、後に彼らが神羅を離れる大きなきっかけとなります。

少年セフィロスの登場と作られた英雄像

ラディオルで苦戦するグレンたちのもとへ、神羅から増援として派遣されたのが少年時代のセフィロスです。

後の時代では「伝説のソルジャー」「神羅の英雄」と呼ばれるセフィロスですが、この時点ではまだ若く、他人との接し方にも慣れていません。

それでも戦闘能力は圧倒的であり、従来のソルジャーとは比較にならないほどの力を発揮します。

セフィロスは幼い頃から、神羅によって特別な戦士として育てられてきました。普通の家庭で生活した経験や、家族から愛情を受けた記憶を持っていません。

彼は母親について尋ねられた際、「ジェノバ」という名前を教えられていたことを語ります。しかし、それが何を意味するのか、本人は知りません。

セフィロスは母親の写真だと信じている女性の姿を大切にしていますが、そこにも神羅による情報操作が存在します。

つまり、若きセフィロスは冷酷な怪物として生まれたわけではありません。

他人との距離感を知らず、神羅から教えられた命令や知識を正しいものとして受け入れるしかなかった孤独な少年なのです。

グレンがセフィロスに教えた人間らしさ

グレンは、セフィロスを完成された英雄として扱いません。

セフィロスの圧倒的な能力に驚きながらも、彼を年下の仲間として扱い、ときには遠慮なく叱ります。

この関係は、セフィロスにとって非常に重要です。

神羅の研究者や上層部にとって、セフィロスは強力な兵器であり、神羅の宣伝に利用できる英雄です。

それに対してグレンは、セフィロスを一人の人間として見ようとします。

セフィロスも当初はグレンたちに反発しますが、行動を共にする中で少しずつ心を開いていきます。

ただし、グレンとセフィロスの関係は完全な信頼関係にはなりません。

グレンは、神羅の命令に従ってラディオルの人々を排除しようとするセフィロスに怒りをぶつけます。セフィロスも、自分が正しいと教えられてきた価値観と、グレンが示す人間的な判断の間で揺れます。

この対立は、セフィロスが後に抱えることになる「自分は何者なのか」という疑問の原点とも考えられます。

ローゼンの死がセフィロスとグレンに残した傷

ラディオルをめぐる戦いは、ローゼンの死という悲劇的な結末へ進みます。

セフィロスはローゼンと向き合い、最終的に自らの剣を振るうことになります。

ローゼンの死は、グレンにとって受け入れがたいものでした。

グレンはローゼンを敵ではなく、守るべき一人の少年として見ていたからです。そのローゼンをセフィロスが手にかけたことで、グレンとセフィロスの間には決定的な亀裂が生まれます。

しかし、セフィロスも何も感じていなかったわけではありません。

神羅の任務を遂行するために感情を押し殺していたセフィロスにとって、ローゼンの死は消えない傷として残ります。

セフィロスは、命令に忠実な兵士として行動しました。

一方のグレンは、命令よりも人間としての良心を選ぼうとしました。

どちらか一方だけを単純な善悪で判断できないところが、この物語の重要な部分です。

セフィロスは神羅に作られた英雄でありながら、自由に生き方を選べる環境を与えられていませんでした。

グレンはセフィロスに反発しながらも、その孤独や苦しみを完全には理解できませんでした。

ローゼンの死は、2人が分かり合える可能性を断ち切る出来事となったのです。

グレン、マット、ルティアが神羅を離れた理由

ラディオルでの任務を経験したグレンたちは、神羅のやり方に強い疑問を抱くようになります。

神羅が掲げる正義は、魔晄炉建設や勢力拡大を正当化するためのものでした。

現地の住民を敵と決めつけ、抵抗する者を排除し、神羅に都合のよい歴史を作っていきます。

グレン、マット、ルティアは、そうした神羅の兵士であり続けることを拒みます。

3人は最終的に神羅から離反し、追われる立場になります。

彼らの離反は、単なる職務放棄ではありません。

神羅の命令に従うだけの兵士から、自分たちの意思で行動する人間へと変わった結果です。

この出来事によって、グレンは神羅と敵対する道を歩み始めます。そして、その先でウータイや反神羅勢力との関係を深めていくことになります。

『FFVII リバース』に登場するグレンの正体

『FFVII リバース』では、グレン・ロズブロークの名を持つ人物がウータイ暫定政府の重要人物として登場します。

しかし、ここで注意しなければならないのは、『FFVII リバース』に現れるグレンが、そのまま過去のグレン本人とは限らないことです。

ルーファウス神羅はグレンと面識があり、過去に自分がグレンを撃ったことを示す発言をしています。

さらに、ルーファウスの前に現れたグレンは、セフィロスや黒いフィーラーとの関係を思わせる姿を見せます。

このため、『FFVII リバース』のグレンは、死亡した本物のグレンの姿をセフィロス、あるいはジェノバが利用している可能性が高いと考えられます。

ジェノバには、人の記憶を読み取り、親しい人物の姿を利用して相手を惑わせる性質があります。

セフィロスがグレンの姿を利用しているのであれば、それはルーファウスを混乱させるだけでなく、セフィロス自身にとって忘れられない過去の人物だったからとも考えられます。

『ザ ファーストソルジャー』を知ることで、『FFVII リバース』に登場するグレンが単なる新キャラクターではないことが分かります。

グレンは若きセフィロスを一人の人間として扱い、神羅の正義に疑問を投げかけた人物なのです。

エピソード2で描かれるセフィロスとアンジールの出会い

エピソード2では、少年時代のセフィロスとアンジール・ヒューレーの任務が描かれます。

後の『クライシス コア』では、アンジールはザックスの師として登場し、「夢を持て」「ソルジャーの誇りを手放すな」と教える人物です。

しかし、若い頃のアンジールも、最初から完成された英雄だったわけではありません。

エピソード2のセフィロスとアンジールは、当初から親しい関係ではなく、考え方の違いから衝突します。

セフィロスは神羅によって特別扱いされ、他人と対等な関係を築くことが苦手です。

一方のアンジールは、セフィロスの強さを認めながらも、彼を神羅の英雄としてではなく、一人の仲間として見ようとします。

このアンジールの姿勢は、エピソード1におけるグレンの立場とも重なります。

グレンとの関係が悲劇に終わったセフィロスにとって、アンジールは再び人間らしい関係を築く機会を与えてくれる人物でした。

ウータイの禁足地とロビオ調査隊の謎

セフィロスとアンジールは、撮影記録を担当するバクマンとともに、ウータイに存在する禁足地イガラへ向かいます。

その場所では、過去にロビオ調査隊が消息を絶っていました。

一行は調査を進める中で、アリッサという少女と出会います。

アリッサは、禁足地やロビオ調査隊に関する重要な秘密を抱えていました。そして、その秘密はセフィロスの過去や、彼の母ルクレツィアを思わせる存在へとつながっていきます。

禁足地では、セフィロスたちの記憶や心の傷を利用するような現象が起こります。

セフィロスは、グレン、マット、ルティア、ローゼンとの過去を突きつけられます。

特にローゼンの死は、任務が終わった後もセフィロスの中に残り続けていました。

セフィロスは英雄として評価される一方で、自分が何のために戦い、誰のために人を殺しているのかという疑問を抱えています。

エピソード2では、その心の弱さや孤独がさらに深く描かれます。

マサムネはどのようにセフィロスの武器になったのか

セフィロスを象徴する武器といえば、非常に長い刀身を持つ「マサムネ」です。

これまでの作品では、セフィロスがマサムネをどのように手に入れたのか、詳しく説明されていませんでした。

エピソード2では、マサムネが単なる強力な武器ではなく、ウータイの歴史や刀鍛冶、禁足地の秘密と結びついた特別な刀であることが明かされます。

セフィロスはマサムネの圧倒的な力に引き寄せられます。

しかし、その力は使用者の心に影響を与え、セフィロスを破壊的な方向へ導こうとします。

ここでセフィロスを支えたのがアンジールです。

アンジールは、セフィロスを危険な存在として切り捨てるのではなく、最後まで仲間として信じようとします。

セフィロスはアンジールの助けによって自分を取り戻し、マサムネの力を制御します。

こうしてマサムネは、セフィロスの愛刀となりました。

マサムネはセフィロスの強さを象徴する一方で、彼の中に存在するジェノバとのつながりや、破滅へ向かう危うさを表す武器でもあります。

セフィロスは最初から悪だったのか

『ザ ファーストソルジャー』で描かれるセフィロスは、原作『FFVII』で星を滅ぼそうとするセフィロスとは大きく異なります。

若きセフィロスは不器用で冷たい態度を取ることがありますが、他人の死に何も感じない人物ではありません。

グレンたちとの交流を楽しむ姿や、ローゼンの死に苦しむ姿、アンジールを仲間として受け入れていく姿も描かれています。

つまり、セフィロスは最初から人間性を失っていたわけではありません。

むしろ、人間らしい感情を持ちながら、それを表現する方法を教えられなかった人物です。

神羅はセフィロスを兵器として育て、その出生を隠し、「英雄」という役割を押しつけました。

グレンやアンジールは、そんなセフィロスに人間として接した数少ない人物です。

しかし、グレンとは悲劇的な形で別れ、アンジールも後に神羅を離れることになります。

大切な人とのつながりを失い続けたことが、ニブルヘイム事件でセフィロスが崩壊する土台になったと考えられます。

『クライシス コア』につながるアンジールとセフィロスの関係

『クライシス コア』の時代になると、アンジール、ジェネシス、セフィロスはソルジャー・クラス1stとして知られる存在になっています。

3人は訓練で競い合いながらも、互いを認める関係を築いていました。

エピソード2は、その中でもセフィロスとアンジールの関係がどのように始まったのかを補完しています。

アンジールは後にザックスの師となり、バスターソードと「夢と誇り」を受け継がせます。

そのアンジールが若い頃のセフィロスを支えていたことを知ると、『クライシス コア』でアンジールやジェネシスが神羅を離れた際のセフィロスの苦しみも、より理解しやすくなります。

セフィロスは、数少ない仲間を次々に失いました。

そしてニブルヘイムで自らの出生に関する情報を発見したとき、彼のそばにはグレンもアンジールもいませんでした。

もし彼らのように、セフィロスを一人の人間として止めてくれる人物が残っていれば、ニブルヘイムの悲劇は起こらなかったのかもしれません。

『FFVII リベレーション』を理解するために重要なポイント

『FINAL FANTASY VII REVELATION』では、クラウドたちとセフィロスの最終決戦が描かれます。

その中で重要になると考えられるのが、セフィロスの人間性、ジェノバとの関係、ウータイと神羅の対立、そしてグレンの存在です。

『FFVII リバース』では、セフィロスがルーファウスとウータイの対立を利用しているような動きを見せました。

ウータイとの戦争が再び始まれば、ルーファウスはセフィロスを追うことよりも、国家間の戦争を優先せざるを得ません。

グレンの姿は、その状況を作り出すために利用されています。

ただし、グレンの姿を選んだ理由には、セフィロス自身の過去も関係している可能性があります。

グレンは神羅を疑い、人間としての良心を優先し、若きセフィロスに正面から向き合った人物です。

そのグレンの姿を利用することは、セフィロスに残る過去の傷や未練を示しているのかもしれません。

また、エピソード2で描かれたマサムネとジェノバの関係が、『FFVII リベレーション』で改めて扱われる可能性もあります。

ただし、『ザ ファーストソルジャー』の物語を知らなければ『FFVII リベレーション』を楽しめないというわけではありません。

『FFVII リメイク』シリーズ本編だけでも、主要な物語は理解できるように作られると考えられます。

そのうえで『ザ ファーストソルジャー』を知っておくと、セフィロス、グレン、ウータイ、ジェノバに関する描写を、より深く読み取れるようになります。

『ザ ファーストソルジャー』が描く本当のテーマ

『ザ ファーストソルジャー』の中心にあるのは、若きセフィロスが強くなるまでの物語だけではありません。

本作が描いているのは、神羅によって作られた英雄が、少しずつ人間らしい感情を知っていく過程です。

グレンは、命令よりも自分の良心を選ぶことをセフィロスに示しました。

ローゼンは、神羅が敵と呼ぶ人々にも生活や大切な故郷があることを示しました。

アンジールは、苦しむセフィロスを見捨てず、仲間を信じることの意味を示しました。

セフィロスは確かに多くの人を傷つけました。

しかし、彼自身もまた、神羅によって人生を奪われた被害者です。

人間として生きる可能性を持ちながら、神羅の兵器や英雄として扱われ続けた結果、後の破滅へとつながっていきます。

『ザ ファーストソルジャー』を知ると、セフィロスは単なる最強の悪役ではなく、英雄になることを強制され、最後には自分が何者であるかを見失った悲劇の人物として見えてきます。

用語解説

FINAL FANTASY VII EVER CRISIS

『FINAL FANTASY VII』シリーズの物語を章立てで体験できる基本プレイ無料のRPGです。原作『FFVII』や『クライシス コア』に加え、若きセフィロスを描く完全新作ストーリーも収録されています。

FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER

『FFVII エバークライシス』内で展開されている、グレンたち初期のソルジャーと若きセフィロスを描く物語です。同名のバトルロイヤルゲームも存在するため、混同しないよう注意が必要です。

ソルジャー

神羅カンパニーが運用する強化兵士です。魔晄を浴び、特殊な処置を受けることで、一般兵を大きく上回る戦闘能力を持ちます。

ソルジャー・クラスP0

神羅が運用していた初期のソルジャー部隊です。グレン、マット、ルティアが所属しています。

グレン・ロズブローク

ソルジャー・クラスP0に所属していた人物です。豪快な性格ですが、仲間思いで強い正義感を持っています。後に神羅から離反し、ウータイと深い関係を持つようになります。

マット・ウィンザード

グレンの仲間で、高い記憶力と判断力を持つソルジャーです。グレンからは「ハカセ」と呼ばれています。

ルティア・リン

グレン、マットと行動する女性ソルジャーです。冷静な判断と狙撃を得意としています。

ローゼン

ラディオル群島で暮らしていた少年です。グレンたちとの交流を通じて、神羅に敵と呼ばれる側の人々にも生活や守るべき文化があることを示します。

セフィロス

神羅によって生み出され、英雄として育てられたソルジャーです。後に世界を脅かす存在となりますが、『ザ ファーストソルジャー』では、孤独で不器用な少年時代が描かれます。

アンジール・ヒューレー

後にソルジャー・クラス1stとなり、ザックスの師になる人物です。若い頃から仲間を大切にする性格で、マサムネの力に飲み込まれそうになったセフィロスを支えます。

ジェノバ

約2000年前に宇宙から飛来したとされる存在です。他者の記憶や姿を利用する能力を持ち、セフィロスの出生にも深く関係しています。

ルクレツィア・クレシェント

セフィロスを産んだ実の母親です。ジェノバ・プロジェクトの実験に関わり、胎児だったセフィロスは母体を通じてジェノバ細胞の影響を受けました。

マサムネ

セフィロスが使用する非常に長い刀です。『ザ ファーストソルジャー』エピソード2では、その由来とセフィロスが入手するまでの物語が描かれます。

神羅カンパニー

魔晄エネルギーを独占し、世界規模の支配力を持つ巨大企業です。ソルジャーの研究や魔晄炉建設を進める一方、各地の文化や住民に大きな犠牲を強いています。

魔晄

星を流れる生命エネルギーを資源として利用したものです。神羅は魔晄を電力などに変換していますが、魔晄を消費することは星の命を削る行為でもあります。

ウータイ

神羅と対立してきた東方の国です。『FFVII リバース』では暫定政府が成立しており、神羅との戦争が再び始まる可能性が示されています。

フィーラー

運命の流れに関係する謎の存在です。『FFVII リメイク』シリーズでは、原作の出来事や世界の運命をめぐる重要な役割を持っています。

おわりに

『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』は、セフィロスがなぜ英雄になり、なぜ後に人間性を失っていったのかを補完する重要な物語です。

グレン、マット、ルティアとの出会い、ローゼンの死、神羅からの離反、アンジールとの友情、そしてマサムネの入手が、後の『FFVII』シリーズへつながっています。

特にグレンは、『FFVII リバース』で突然登場した新人物ではありません。

若きセフィロスに人間らしさを教え、神羅の正義を疑うきっかけを与えた存在です。そのグレンの姿が『FFVII リバース』で再び利用されていることには、物語上の大きな意味があります。

『FFVII エバークライシス』を未プレイでも、グレンとセフィロスの関係、ラディオルで起きた悲劇、アンジールとの出会い、マサムネの由来を知っておけば、『FFVII リバース』や『FFVII リベレーション』の物語を理解しやすくなります。

『ザ ファーストソルジャー』は、最強の英雄セフィロスが誕生した物語であると同時に、一人の孤独な少年が破滅へ向かい始めた物語でもあるのです。